北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督。
現役時代からカリスマ性に優れ、
監督になっても目立つユニフォーム作製、
奇抜な采配や大胆な選手起用、積極的なトレードなど、
12球団見回しても随一といえる注目を集める監督です。
新庄監督は会見には赤い襟付きのシャツで参加したり、
就任前に積極的なメディア出演でやたら目立ったり、
今までのプロ野球の監督像からかけ離れた立ち振る舞いを見せ、
賛否両論、何かと話題になっていました。
就任二年目となる今年は、優勝を目指したシーズンながら、
序盤から主力選手のケガや不調により
8/20現在、チームは最下位と苦戦しています。
「新庄さんに監督はできるのか?」というような声も多くありましたが、
ご自身の外野手としての経験を活かして、外野の守備力を向上させたり、
野手では清宮選手、万波選手、野村選手の若手主軸3トリオなど、
次世代のスター候補が出てきて、とてもおもしろいチーム作りができてきていると思います。
今回はそんな新庄監督の魅力について語ってみようと思います。
◆常識に囚われない
新庄監督がまず最初に注目を集めたのが、
就任一年目の会見で、「優勝は目指しません!」と言い切って、
一年間通して支配下登録済みの選手を全選手一軍で出場させ、
今までの知名度を一度完全度外視して、新庄監督の目で見て、実力や伸び代を感じる選手を再構築しました。
普通の監督は「優勝を目指さない」なんて、
ファンのバッシングを恐れて口にできません。
しかし、新庄監督は自分の思い描くビジョンに
正直に発言する強さがあるなと思いました。
また、野球界では、
「オーダーは固定した方が良い」
「この選手はレギュラーから外せない」
といった固定観念や通例がありましたが、
それもぶち壊して、当時一年目だった北山投手を一年目からクローザーとして抜擢したり、
今年もルーキーの奈良間選手や、トレードやFAで取得した選手を積極起用し、
無名だった新戦力がどんどん台頭していき、将来が楽しみなチームになりました。
◆負けている時の発言
今年の日本ハムファイターズは、
途中4位に浮上し、3位のAクラス入りも見えていたところから、
7月終盤に13連敗と大型連敗を喫します。
それにより、チームも一気に最下位に転落し、
3位入りも非常に厳しい状況になってしまいました。
チームが勝っているときは勝手に空気もよくなりますが、
負けてる時にモチベーションを保つのはとても難しいです。
そして、そんな時に監督は負けた理由などのコメントをマスコミから求められます。
チームが負けている時は
選手を庇っても、選手を非難しても、ノーコメントであっても、
監督はファンから必ず批判されてしまいます。
そんな中で、新庄監督は、
「選手は成長している」
「次!次!」
「見ててください!選手達は必ず面白いゲームを見せてくれるので!」
と非常に前向きな発言をするところも、
新庄監督の大きな魅力だなと思います。
「選手に甘い」などという批判の声もありますが、
監督が前を向き続けてくれると、選手はやりやすいものです。
ここも新庄監督の強さだなと思います。
◆まとめ
新庄監督は、
真面目で前向きで優しい監督というのが、
行動の節々から感じます。
僕らも仕事をしていくうえで、
新庄監督から学ぶことは非常に多いなと思います✨