フリーエージェント権を行使していた大谷翔平選手の移籍先がロサンゼルス・ドジャースに決まりました。
ドジャースは昨年プレーオフにも出場しており、
昨季は1番のムーキー・ベッツや2番のフレディ・フリーマンはMVP経験者で、
投手にはMVP&サイ・ヤング賞投手のクレイトン・カーショー投手が在籍する超強豪チームです。
以前、大谷選手は、
「チームが勝つことが一番。
9月でもヒリヒリした勝負がしたい」
と発言していたこともあり、
移籍候補先の筆頭となっていました。
最終的にはそんな筆頭チームに順当に移籍が決まったという形になりましたが、
実際のところ受け入れ側のドジャース球団側すらも、直前までどこを選択するか全くわからなかったそうです。
大谷選手の中でも、
古巣のエンジェルスに残る選択肢もあったであろうし、
色々と葛藤があったのではないかなと思います。
正直、9月にヒリヒリした戦い(クライマックス争い)がしたいというのは本音だと思いますが、
だからといって単純に強いチームに行きたかったというような安易な理由ではないんじゃないかなと想像します。
大谷選手の普段の発言から想定される性格上、
最初に縁のあったエンジェルスでクライマックスを目指すという願望も大きかったと思います。
そのため、「エンジェルスが弱くて、ドジャースが強いから」という理由ではなく、
「新しい刺激が欲しかった」というところが大きかったんじゃないかなと思います。
エンジェルスでそのままやっていれば、
自分が働きやすい環境が揃い過ぎていて、
逆にそこに危機感を感じたから
チーム内競争が激しく、席も安泰とは限らない新しい環境を求めたのかなと思いました。
そして、驚くべきは契約内容で、10年総額1015億円。
年俸換算すると一年で100億円。
日本のプロ野球では年俸1億円で大台。
7億円あたりが球界最高年俸となりますが、
大谷選手はそことケタが二桁違います笑
文字通り「ケタ違い」の契約ですね。
さらにこちらは契約破棄が不可という契約になっており、
これで大谷選手は残りのキャリアのほぼ全てをドジャースで過ごすことが決定しました。
ドジャースの本気度が伺え、
大谷選手のプレッシャーや責任の重さがとんでもないもので、
それだけでも本当にすごいですね。
今季終了際に肘の手術をした影響により、来季は打者だけでの出場なので、
まずは打者一本に絞った時にどんな結果を残すのか、
楽しさ半分、怖さ半分で応援しようと思います。