42歳でも一軍のローテーションで活躍を続けている福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手が、 YouTubeで投げる時に意識している骨盤の使い方について考え方を語っていました。
文字情報だけで説明できるとは思いませんが 、 和田投手は骨盤の脚の付け根の丹田の部分に意識を向けながら、 骨盤をスライドさせてぶつかる勢いで回転させることを意識していると言っていました。
意外だったのは、和田投手が投球中には腕の位置や肘の位置、脚の力の入れ方・抜き方などについて全く意識してなかったということです。
和田投手といえば、 腕が身体に隠れて球の出所が見えない独特のフォームが特徴で、 投球フォームには人一倍こだわりがあると思われている投手です。
和田投手も昔は色々と意識するポイントを持っていたり、 内転筋や内旋などの動きも意識されていたらしいですが、 プロ21年の中でここまでシンプルにできたみたいです。
和田投手の言葉で印象的なのは 力は「入れる」のではなく「入る」ものというもので、 こういうちょっとした意識の違いも、とても大きな変化になるんだろうなと思いました。
この和田投手の考え方を聞いて思ったのが、 熟練した人の思考って、よりシンプルに削ぎ落とされていくんだなと感動しました。