最近読書の習慣を持つように心がけています。
読書は、自分で得られなかった経験や考え方を得られたり、
考える力・想像する力を養えたり、
様々なメリットがあることは皆がご想像される通りだと思います。
忙しくなりがちな現代だからこそ、
改めて読書の習慣を取ることは大事だと思い、
1時間集中して読書にあてる時間を取るようにしています。
読む本は、だいたい人からおすすめしてしてもらったものから読むようにしていて、
今回は経営者の渡邊芳樹さんから紹介していただいた論語と算盤について感想を書こうと思います。
【感想】
◆論語と算盤は甚だ遠くて甚だ近いもの
論語(道徳心)と算盤(経済活動)は公利と私利のようにかけ離れたものである。
しかし、算盤は論語によってできており、論語は算盤によって本当の富を成す。
そういう意味では論語と算盤は非常に近いものである。
この話を見ると、
自分は「どんな道徳心を礎に日々生きているのか?」
そして、「どれだけ経済活動(お金を稼ぐこと)にこだわりを持っているのか?」
を考えてしまいます。
「これぐらいでいいや」と妥協してはいないか、
軸となる道徳心を持って、しっかりお金を稼ぐことが大事だなと思いました。
◆ 人物の観察法
人物観察法は、まず第一にその人の外部に顕われた行為の善悪を見る。
それよりその人の行為は何を動機にしているものかを知ろうとする。
さらに一歩を進めて、その人の「安心」はいずれにあるや、
その人は「何に満足」して暮らしてるや等を知ることにすれば、
必ずその人の真人物が明瞭になる。
人を「見る」ときに、
その人の行動原理を推測することが大事なのだと思いました。
その行動原理を考えるために、
その人は何をもって「安心」と考えるか、
何をもって「満足」と考えるか、
そこの価値観の部分に目を向けることで、
その人の人となりが見えてくるのだと思います。
こういった人間の行動原理の理解は、
現代も変わらず大切なことだなと思いました。
◆まとめ
他にも「秀吉の長所と短所」、「大立志と小立志との調和」、「勇猛心の養成法」など、
歴史的人物を例にした話だったり、志の持ち方・考え方など、
人生の指針のヒントになるような本だなという感想でした。
渡邊さんなどの経営者さんも人材マネジメントの根幹として読んでいるのかなと思いますし、
自分が周りの人と仕事を進める上でも活かせると思います。