うーま’s diary

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【読書】お金の考え方の概念が変わる本〜華僑のお金術〜


世界最強!華僑のお金術 / 大城 太【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア

「華僑」という言葉をご存知でしょうか?
言葉の意味を調べると、以下のようになっていました。

華僑
中国本土から海外に移住した中国人およびその子孫。

そう、華僑とは中国から海外に住むようになった中国人のことを言います。

「そういえばそういった人たちのことを
中学生ぐらいの社会で習ったな」
という感想を持った程度の知識しかなかった僕ですが、
知り合いで経営をされている渡邊芳樹さんから、
「お金については華僑から学ぶことが多い。
華僑に弟子入りした人の本があって、見てみたら面白いからオススメだよ。」
とオススメしていただき、読んでみたら、
お金に対する捉え方が大きく変わるほど面白かったので少し紹介させていただきます。

そもそも「華僑」は冒頭にあげたように
単に海外に移住した中国人のことを指しますが、
渡邊さんから教えていただいたのが、
華僑は「お金稼ぎのプロ」という暗黙の意味を持つほど経営に優れた集団なのだそうです。

よく日本にも横浜や名古屋などに中華街がありますが、
アメリカにもチャイナタウンというのがあったり、
世界の色々なところに中国の商業区域が存在します。
この一つの経済圏を海外で作り、収入を上げているのが華僑の人らしいのです。

言葉も文化も違う海外で、
中国の経済圏を作ってしまえる華僑の商売力は素晴らしく、
お金に関する考え方もプロ意識が高いみたいです。

特に今回の「華僑のお金術」を見て、
お金の「使い方」が非常にスマートだなと思いました。

お金の使い方には、
その人の性格やお金に対する考え方や価値観が現れると思います。

それでは「華僑のお金術」に記載されていた
印象的なお金への考え方を紹介します。


①自分は自分一人のものではない

華僑はお金を稼ぐ目的が自分のためだけではなく、
「親や親族、身内の面子(メンツ)ため」というのが大きいらしいです。

中国人社会では、
どれだけお金持ちになっても、それだけでは立派だとは認められないらしいです。

お金を手に入れたなら親や親戚に回すのが先。
少なくとも自分の家を建てる前に、親の家を建てなければ面子が立たないのだそうです。

特に華僑の場合は、海外へ出稼ぎに行く際に親族からお金を借りて出て行くケースも多いため、
自分へのご褒美は後回しにしてでも恩返しを優先しますし、
自分の稼ぎが自分一人のものではないという意識が強いみたいです。

自分へのご褒美は後回しにして、まずはお世話になった親族や身内にお金を使うってすごくいいなと思います。


②部下が上司におごる

中国では貴重なお時間をいただいたお礼として、
「部下が上司におごる」のが普通なのだそうです。

上司は自分を引き上げてくれる大事な人だから、
感謝と期待を込めて部下が払うという考え方らしいです。

これも日本人とは考え方が逆でビックリしたし、
華僑は目上の人から訪れるチャンスを生かすことに、非常に貪欲なのだろうなというのが伝わります。


③節約はするがケチらない

華僑のお金の使い方で大きなこだわりとして、
「お金を使うことで生まれる価値を大事にする」というのがあります。

華僑が使うお金は、
「単に財布から消える」という考え方ではなく、
「いずれは形を変えて自分のところへ返ってくるもの」という考え方らしいです。

お金は大事にするため、
工夫を凝らして徹底的に節約する一方、
次に繋がるお金(特に人に対して)に関しては、しっかりお金を使うのだそうです。

「自分の前に他人から」という考え方を
お金に関してできるのはかなりカッコいいなと思いました。



◆まとめ

上記は一部を紹介したに過ぎませんが、
しっかり本を読んでいくと、
「お金の使い方に全て理由がある」ことに気づきます。

昔、野球の野村克也監督が、
「捕手は抑えるにしても打たれるにしても、根拠の無いリードはするな」と言ったように、
本当にプロフェッショナルになる人は、
一つ一つの行動に理由を持ちます。

次に繋がる(自分に返ってくる)お金の使い方をするから、より稼ぐようになるし、
お金持ちになりたいなら、スマートなお金の使い方を実践する必要があるなと思いました✨